文法

 このページでは文法の勉強法についてお伝えします。

 文法の学習はタイムテーブルでもわかる通り、音読や瞬間英作文に比べるとかなり早期に終了します。これは瞬間英作文の項でも述べましたが、他のトレーニングをやっていると自然に身につく部分が多く、そもそもの「絶対的にやらなければいけない学習量」というのが比較的少ないというのもあります。私たちは英文法の教授を目指しているわけでも何でもないので、日本で言う古典のような文法までみっちり学ぶ必要はないですからね。

 正味な話、中学校で3年かけて学んだ英文法はしっかり体系的に集中してやれば1,2ヶ月で終わります。逆に学校の授業はあらかじめ決められたカリキュラムをこなすためにダラダラと薄いものをさらに引き伸ばして長期間やってるせいで、より理解しづらくなってるように今では思います。語学に限らず学習で重要なのはまずスタートからゴールまでの全体を把握し、今自分は何をやっているのかを理解しつつ、一つ一つのチャプターを学んでいくことですから、自分の現在地もわからず各論を突き詰めてもやってることの意味がわからなくて投げ出しがちになってしまいますよね。

 では、そんなことを頭の片隅に置きつつ具体的な勉強法を見ていきましょう!

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勉強法

文法の学習で使う教材は以下の2点です。
くもんの中学英文法―中学1~3年 基礎から受験まで (スーパーステップ) 全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理 (大学受験スーパーゼミ)
左から
「くもんの中学英文法―中学1〜3年 基礎から受験まで(くもん出版)」
「全解説入試頻出英語標準問題1100―文法・語法・イディオム・会話表現の総整理(瓜生 豊,篠田 重晃)」です。

 まず、中学英文法をきっちり理解しておくために「くもんの中学英文法」から始めます。「こんなのやらなくても中学英語は問題ないよ」という方も復習の意味でぜひ一度くらいは通読しておいてほしいです。
 内容は非常によくまとめられていて理解しやすい内容になってます。特に序盤はかなり易しいのでスラスラ読み進めると思います。この教材もできるだけ英文をどんどん口に出して発音していきましょう。瞬間英作文のときと同様状況を思い浮かべながら発声してください。とはいえ発声するのは1,2回で大丈夫です。あまり出てくる文一つ一つに時間をかけずサッサッサと読んでいきます。

 管理人はこの「くもんの中学英文法」は3周で終えました。そのくらいで十分だと思います。これが終わったら「標準問題1100」にとりかかりましょう。

 「標準問題1100」は大学受験用の文法問題集で、難易度の高い問題も少なからずあるので初回はほとんどわからないと思います。その場合でも考え込まずにすぐ答えを見ましょう。文法学習において知らないことを考えることほど無駄な時間もないですから、すぐ答えを見て解説を理解してから2,3回口に出して読んでみて次の問題に進みます。
 ちなみにこの問題集を選んだのは、ただ単に問題と解答だけ載せて解説がほとんどない問題集も多い中で、1問1問しっかり解説が書いてあったためです。文法のレベルも歪んだ受験英語にありがちなニッチすぎるものが少なくちょうどいいです。

 この「標準問題1100」を管理人は最終的に4周しました。2周目まではちょっと大変ですが、3周目、4周目はかなりスピーディーにできると思います。
 文法のみの勉強はこの2つの教材で完了です。

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