多読

 精読の次は多読トレーニングを行います。こちらは勉強というよりも普通の読書に近いものがあるので精読よりだいぶ負荷は少ないと思います。

 多読に関しては下記のサイトを参考にさせて頂きました。
 SSS推薦・多読用基本洋書のご紹介
 細かくレベル分けしてあって情報量も多いので読む本の選定に役立ちます。

 多くの本を読み続けることで読解スピードが上がっていくというのももちろんありますが、様々な文脈の中で生きた単語に触れられるのでそれまでに覚えた英単語の定着にも役立ちます。
 こちらは特に声を出す必要もなくペーパーバックの薄い本を持ち歩くだけでいいのでどこでも気軽に始められるのがいいですね。ちょっとした空き時間などを有効に使って大量に読んでいきましょう。

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勉強法

 多読を行う際の注意点ですが、まず1点目は単語一つ一つを見る読み方をしないように気をつけてください。例えば「He goes in front of the car with his gun.(彼は銃を持って車の前に行った)」という文では「He goes/in front of the car/with his gun.」と読むように意識します。この区切りに慣れるには精読の項で学んだことが活きてきます。3,4語をまとめて見て「どこまでが主語なのか、どこからが述語か、修飾語か」などをすぐに判別できるようになっていればそれほど時間がかからず習得できると思います。
 そして2点目は読書時間をしっかり管理するということです。例えば1000語の英文だったら10分以内に読みきるなど時間を計って取り組む癖をつけましょう。だらだら読んでるといつまでたっても一定以上に速くならないです。最終的な目標は200WPM(1分あたり200語)ですが、精読の項でも触れたように1年では非常に厳しいです。読むスピードは文法のように劇的に上がっていくものでもないので割り切りましょう。実際TOEICスコア750くらいなら100WPM超えていれば何とかなります。管理人の790点時がだいたい平均でそのくらいでした。

 まずは上記SSSのサイトにあるようにPenguin Readers Easystartsシリーズの一冊を何でもいいので読んでみましょう。
 BETWEEN TWO WORLDS          PLPR ES (Penguin Readers Easystarts) BIG BAG MISTAKE          PLPR ES (Penguin Readers Easystarts) MARCEL & THE MONA LISA          PLPR ES (Penguin Readers Easystarts)
大体900語ほどですが多分10分以上かかってしまうかと思います。そうしたらレベル0の本を20冊ほど読みましょう。管理人はOxford Reading TreeのStage5から始めました。幼児向けですが英語力ではネイティブの小学生以下の私たちはここからスタートするしかないです。決してカッコつけてハードカバーの難解な小説などは選ばないようにしましょう。気持ちはわかりますが時間の無駄です。

 ここで事前に作っておいた図書カードが大活躍してくれます。SSSに載っている自分に合ったレベルの本を近所の図書館HPの蔵書検索で探してみましょう。大きめの図書館なら大抵児童書コーナーにあると思います。

 あとは片っ端から読んでいくだけです。頑張りましょう!

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