精読

 続きましてようやく(?)精読という声に出さない勉強の出番です。

 おそらく選択した教材の難易度や周回する辛さを考えるとここが一つの大きな壁になるかと思います。タイムテーブルでは一応3ヶ月強の期間をとってありますが、場合によっては4ヶ月、もしくはそれ以上かかってしまうかもしれません。

 まず、この精読のトレーニングで身に付けたいことは「英文を日本語に訳さずそのまま英語で理解する読み方」です。たまに「英文は後ろから訳せば日本語にしやすいからそうやって読め」などと言う方もいるようですが、残念ながらそんな読み方をしていたらTOEICの読解問題の半分どころか1/3もこなせないままになってしまいます。
 TOEIC読解問題の攻略法でスキミングという重要そうなところにアタリをつけて正解を見つける手法がありますが、750点レベルだとそれをやっても最後までは中々終わりません。なのでこれから受験する方はもう全部解ききれないのはしょうがないと開き直ってください。正直1年の独学、しかもそれほどまとまった勉強時間がとれない状況で、速く正確に読む能力を高い水準に押し上げるのはかなり厳しいです。実際、管理人の790点時のリーディングのスコアは文法・語彙の項目が9割とれている一方で読解は7割止まりです。もちろんもっと時間をかけて多読・語彙増強に励めば問題なく力は上がっていきますのでご安心くださいp(^o^)q

 それでは具体的な勉強法に移りましょう!

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勉強法

 精読で使う教材は下記の1点のみです。
英文解釈教室 改訂版
「英文解釈教室 改訂版(伊藤 和夫)」

 上の方で少し触れましたが内容が非常に難しいです。1周目は解説を読んでも英文の構造がイマイチ理解できないこともままありますが落ち込まないでください。3周、4周してようやく「あぁそういうことか」という感覚が得られる教材です。
 とにかくここはこらえて愚直に読み進めていきましょう。読み方すらわからない難解な英単語も多く出てきますが精読なので一つ一つ辞書で調べます。大変だとは思いますが何度も読み返すことで得られるものは大きいです。

 具体的には、この英文解釈教室を仕上げることによって、例えば
「Every other person encountered at a vacation resort or seen strolling in a city park carries a camera.」
という文を見たときに、すぐにEveryからparkまでが主部でcarriesが述語だとわかるようになります。
 英文解釈の基礎ではありますがこれができるとできないとでは読解の深さ・スピードに雲泥の差が出ますのでガッチリ仕上げましょう。

 私は英文解釈教室を合計で4周しました。どうしてもしっかり理解するにはそのくらいは必要になると思います。
 精読に関しては以上で終了です。

 次は比較的楽しい 多読 です! 

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